日々起こる、さまざまな事件や事故。
テレビや新聞で目にするより、ネットニュースの方が見ていることが多くなっている。
おそらくそれらのニュースを見て、自分とは関係ない遠い世界のことと感じている人も多いのではないだろうか。
私も自分が犯罪被害に遭うまで、そう思っていたから。
次女が亡くなった交通事故は、ニュースで何度か報道され、新聞にも掲載された。
実名で報道され、私は職業、子供達は小学○年生、保育園児と伝えられた。
そのため、知人に知ってもらうことができて非常に助かった。
当時はスマホがない時代だったので、今ほどネットニュースを見る習慣もなく、一方的に報道されただけなので、それを見た人が感じた意見を直接知ることはなかった。
今回の犯罪被害事件は、被告人が逮捕された時に全国ニュースで、再逮捕の度に地方ニュースで報道された。
それを見た人々の様々なコメントを目にした。
裁判の報道も。
自分が被害者として関わる事件なんだけれど、どこか解離したような気持ちになる。
現在は、事件(被害)に遭ったことを認識して受け入れいるようで、どこかで違っていて欲しかったという思いがまだ残っているのかもしれない。
解離は、被害からすぐの急性期に起こりやすいらしい。
急性期はカウンセリングで話している時、このような解離があった。
事件と向き合っているようで、解離しないと心が壊れてしまうのかもしれない。
エリザベス・キューブラー=ロスの悲嘆の5段階
否認(解離)→ 怒り→取引→抑うつ→受容
事件から2年が経ち、自分では受容しているつもりだったが、裁判で事件の詳細に向き合うことで、否認(解離)して心を守っているように感じている。
私自身が、我が子との死別、我が子の障害受容など、心の回復過程で今回の被害にあったことが大きいと思っている。
まだまだ続く裁判に、気持ちを奮い立たせて立ち向かうことは容易ではない。
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