急に涼しくなって過ごしやすくなってきた。
空を見上げるともう秋の空に。
秋は大好きだった季節。
けれども次女が亡くなってから苦手になった。
最後に生きていたこの季節を思い出すから。
かけっこで１番になった、運動会。
落ち葉を踏んで手を繋いで歩いた道。
どんぐりや落ち葉で一緒にクリスマスリースを作った、保育参観。
秋が過ぎると事故に遭ったあの日に向かう。
何年経っても思い出すのだろう。
朝まで元気に笑っていた人が、その日の夜にこの世にいないことが本当にあるんだ。
それが交通事故の恐ろしさだと思う。
秋は苦手だけれど、空を見上げ、雲の流れる様子を見ていると、そこに次女の笑顔が思い浮かぶ気がする。
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