どんな空でも 自閉症の娘と家族の日常 

自閉症の娘の育児、家族の記録 支援級の3年生です。

あいぼん、死を怖がる

夏休みの自由研究用に買っていた、【おばけえび】

卵がかえって、小さなおばけえびが生まれ、喜んで虫眼鏡で観察していた。

3日に1回エサをあげるのを忘れないように、スケジュール表に書いてあげていた、あいぼん

大きくなって元気に泳ぎ回る姿を観察していた。

が、、、

大きくなったおばけえびが、ゆっくりとしか泳がなくなり、ただ浮かんでいるだけになって、、

そして、おばけえびは死んでしまった。

(空っぽになった水槽)

おばけえびを飼って、初めて生き物の死を経験した、あいぼん

あいぼん→ 赤ちゃんが生まれて、大きくなって、大人になって、おばあちゃんになって、それからまた赤ちゃんが生まれるの?

私→(何て答えてよいのか…)
  おばあちゃんになったら、みんないつかは死んじゃうの。

あいぼん→ うちも?

私→ 生きている人、みんな。

あいぼん→ え、、、? おばあちゃんになるの嫌だ!


何て答えるのが正解だったかわからないけれど、、

死を怖がるというか、あいぼんなりに意識するようになった。


数日後

あいぼん→ ペットは飼わない。死んじゃうから。 と話していた。



死をあまり意識せずに日々を送っているから、生きていられるのだと思う。

どんなに元気で生きてたいと願っても、私自身は後50年経てばこの世にはいない。

亡くなった人に、もう一度会いたいとどんなに願っても、この世でもうその願いが叶うことはないから。


知的障害、自閉症児のあいぼんに、どう説明すれば良かったのか、、

難しいなぁ。




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