くもんの教室の近くに行く用事があった。
ふと見ると、小学生たちが次々と教室へ入っていく。
「あ、ここがくもんの教室なのだ」と、そのとき気づいた。
「こんにちは」と挨拶をして中へ入り、
帰るときには「さようなら」と言って出ていく。
ひとりで来る子もいれば、友達と一緒の子もいる。
どこにでもある、ごく普通の光景。
けれどその光景を見ながら、しみじみと思った。
健常のお子さんは、親と離れて、こうして自分の足で通い、
少しずつ手を離れていくのだな、と。
当たり前のことなのに、改めて胸に残った。

あいぼんは、放課後等デイサービスに通い、
本人に合った支援を受けている。
そこで先生や友達と関わりながら、
ゆっくりではあるが、確実に成長している。
あいぼんがデイに行っている間は、私のひとり時間である。
ありがたい時間であり、それで良いとも思っている。
小さな頃を思うと、他の子と比べることもあまりない。
それでも
くもんに通う子どもたちの姿を見て、
ほんの少しだけ、切なさを感じた。
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