先月末に突然届いた、離別した実父が亡くなったという手紙。
忘れていた幼少期の思いが駆け巡り、複雑な心境になっている。
(3歳ぐらいの私と父の足)
母が再婚した時に再婚相手に写真を捨てさせられ父の写真はない。
(姉の入学式、母と姉と私、この頃親子4人で楽しく暮らしていた)
気持ちはついていかなくても手続きは進めていかなければならず、弁護士に相談して決めた内容を【条件付きで遺産分割協議に協力する】欄に記入して返送した。
質問等の欄に
突然のご連絡で大変驚いております。
長年、父に会っておらず、晩年の父の様子はどのような感じでしたか。
亡くなった死因は何だったのでしょうか。
◯◯さん(娘さん)自身の言葉でお手紙等でお話しして頂ければありがたいです。と記入した。
姉は、無償で全額娘さんの相続に協力するにチェックを入れ、その他は何も書かずに返送したそう。
電話番号も書かずに住所、氏名捺印のみ。
悩んだけれど、しんどいので関わりたくないから、必要な書類のみの対応にしたいらしい。
数日後、知らない携帯から着信があり電話に出ると娘さんからだった。
私の質問に対して、晩年の父の様子と死因を教えてくれた。
膵臓癌だったらしい。
母と姉と私の存在を本当に知らなかったそう。
父もお母様も自分達がやったことがあるので言えなかったのだろう。
実父の兄、姉のことも聞いた。(伯父伯母)
あまり交流がなかったそう。
私達は伯父伯母にお世話になった記憶があり、伯母が私と姉の名前をつけてくれた。
特に大阪に住んでいた伯父は子供がおらず、とても可愛がってくれた。
離婚後も伯父と彼女と一緒にプールや動物園、食事、買い物など連れて行ってもらった。
会う度、違う彼女だったけれど…
皆さんとても優しかった。
母の話では、伯父は優しいのでモテたらしい。
東京の伯母はおそらく存命でそれ以外の方は亡くなったそう。
新幹線に乗って東京の伯母に会いに行き、上野動物園でパンダを見たことなど、色々と思い出される。
娘さんと電話でお話しが出来て良かった。
ただ、お母様が長く闘病中でお金がないと聞かされても、それは知らんがなと思った。
今後、先方の行政書士が遺産分割協議書を作成し、手続きを進めていく。
私の言い分は当然の権利なのでと応じてくれた。
次女が亡くなった時、弁護士等と膨大な資料のやり取りをした経験があり、今回の件は大変だけれど、慣れている自分に悲しさがある。
ペーパーレスというけれど、まだまだ紙媒体の書類が必要な世界。
検察官が裁判所に持って来た書類が包まれた桐紋章入りの風呂敷が忘れられない…
年内に手続きが終わるといいな。
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