半年ほど前から読んでいるブログがある。
おすすめで出てきて、何気に読み始めたのがきっかけ。
小さなお子さんの子育て真っ最中のママさんで、微笑ましい、でもバタバタの毎日がつづられている。
読み進めていくうちに、彼女が死別シングルマザーで、ご主人を交通事故で亡くされていることを知った。
いつもはただ読んでいるだけで、コメントをしたことがなかったが、ある記事の内容が気になり、初めてコメントをした。
お子さんの目やにが酷くて、眼科を受診予定という内容。
すぐに浮かんだのが、先天性鼻涙管閉塞症だった。
亡くなった次女がそうだったから。
(4歳後半か5歳のころの次女)
生まれてから片目だけ、ずっと涙が溜まっていて、目やにが出ていた。
1件目の眼科では、目薬を処方されただけで何もわからず…
当時の私の愛読雑誌、ひよこクラブに、たまたま目の病気の特集があり、鼻涙管閉塞症が載っていた。
これだ!と思い、別の眼科を受診。
涙道ブジーという針金を、涙点から鼻涙管の膜を通す手術をした。
動かないように押さえて。
すごい泣き声だったけれど、処置して治してもらう事が大事だから。
2度したけれど、開通せず、次女を出産した総合病院に紹介状を書いてもらい受診。
そこでは1度で開通した。
涙目と目やにはすっかり良くなった。
その後、1ヶ月後に再診で診てもらい、完全に開通していた。
この眼科の診察、当時2歳8ヶ月のお姉ちゃんも連れて行っていた。
待ち時間にお昼ご飯を食べられるように、おにぎりを持参していた。
鼻涙管閉塞症のことが書かれたブログを見て、良くなって欲しいという気持ちと、一生懸命、子育てを頑張っている彼女を陰ながら応援したい思い。
そして、19年前、3歳差の姉妹の子育てに奮闘していた自分自身を重ねていた。
痛い思いして治療して、やっと治ったこと。
次女は、亡くなる少し前まで虫歯治療で歯医者に通っていた。
何のために治療したのだろう…
虫歯治療って、これから先も生きていく人のための治療なんだ、、となんかすごく思った。
意識不明の状態では、虫歯なんていってられないよね。
あれから19年が経ち、あんな日々もあったなぁと振り返られる程になった。
ご主人が亡くなってまだ少しの彼女にかける言葉は見つからない。
時が経っても、悲しみは消えないから。
消えないどころか大きくなる。
世間の人は忘れていくけれど、当事者が忘れることはない。
悲しみは消えないし、忘れることもないけれど、、
そういうものなんだと受け入れられるようになるには、10年はかかったかな。
けれど、時と共に癒えていくものもある。
一生、付き合っていく感情なんだろと思う。
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