連日、交通事故による犠牲者が出たという報道。
池袋の暴走車の事件、ご遺族の会見を拝見しました。
言葉のひと言、ひと言に重みを感じます。
朝まで元気だった奥様とお嬢さん。
お昼休みには、テレビ電話でお話しされたとおっしゃっていました。
ごくごく普通の会話です…と。
当たり前に続くと思っていた家族との未来が、一緒にして奪われてしまう。
身を引き裂かれる思いです…
冷静なしっかりとした言葉で話されていて、立派な会見でした。
それだけに見ていて、とても苦しくなりました。
確かに生きていた命があったんだと…
大きく報道される事件。
私達の事故のように、地方紙と地方テレビでのみ1日報道された事故で亡くなった命。
どの命も大切な命です。
世間が忘れていくこと、仕方がないことですが辛いことです。
世間の言葉や興味は、次第に変わっていきました。
交通事故で亡くなったの…可愛そうに。
その次は、多額の賠償金がもらえたの?
そして、加害者は交通刑務所に入ったの?
保険金がいっぱい入ったのでしょう?
こんな言葉も辛いです。
実際の金額は、とてもとても小さいです。
命はお金では変えられない、、
変えられないけど、そのお金に至るまでは壮絶な思いをしました。
生きていたら、生涯で稼げたであろう金額。
生涯の収入を一括払いするから、利子は引いておくね!という割引。(ライプニッツ係数)
加害者、任意保険未加入。
加害者は交通刑務所ではなく、一般の刑務所へ収監されました。
また量刑は、ほんのわずかな1年という期間でした。
これでも実刑になっただけ、まだましな方でした。
事故が起きた当初は、実感が湧かず、淡々とやらなければならないことを進めていました。
ひと段落した頃、それまでの疲れが出て、私の心は壊れました。
そこから前を向いて生きていくまで…
大学で勉強していく過程で、立ち直っていけたと思います。
当たり前の毎日は、当たり前ではないと痛感しているはずなのですが、自閉症のあいぼんとの毎日で、いっぱいいっぱいの現状です。
生きている…
それだけですごいことなのにね。
次女の納骨をしているお寺に、お参りに行って来ます。
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