どんな空でも 自閉症の娘と家族の日常 

自閉症の娘の育児、家族の記録 支援級の2年生です。

薬剤師に注意される

夏風邪から中耳炎になった、あいぼん

総合病院の診察の後、調剤薬局に行った。

そこの調剤薬局、何故か行きたがらず、反り返って癇癪を起こす。
なので、普段はそこに行かない。
家族に取りに行ってもらうなどしている。

わかっていたのだけれど、薬を持ち帰って、すぐに飲ませたかったので、あいぼんを連れて行った。

薬局に入るなり、癇癪を起こした。
窓口で処方箋を渡し、あいぼんを抱き抱え、スマホの動画を見せたりして待っていた。

けれど、癇癪は収まらず、後で取りに来ようと思っていた矢先、薬剤師さんに声をかけられた。

「お時間がかかりますので、この場を離れて待ってもらえますか。」と…


声をかけられた時、時間かかるのでお待ち下さいとか言われるのかなと思ったので、一瞬、目の前が真っ白になった。


しばらくして、あーうるさいよね。
迷惑だよね…と理解したのだが。

おそらく、待っていたおばあさんが「うるさい!」と言っていた様子。
なので、薬剤師さんが注意してきたのだ。

ごもっともです。
こちらが悪いのです。

わかっていますが、、


連日の看病、ぐずぐずの相手。
大好きな物も、食べない日々。
連日の通院疲れ。
予定が丸つぶれになった現実。

いろいろありすぎて、疲れていた私。

周りのことを気遣う余裕がなかった。


そして、面と向かって注意されたのが初めてだっただけに、ショックだった。

世間の目は冷たい。

うるさい幼児!
しつけが出来ていない親!
静かにしろよ!
こっちも病気で薬もらいに来てしんどい!

思われていただろう。
思って当然だろう。

自閉症児を抱えて
生きていく

こんなことは、この先、何度もあるだろう。


小学生の時、高学年の女の子で、車いすに乗っている子がいた。

ある日の朝礼で、その子のお母さんが発言していた。
児童に、話して聞かせてくれた。
その子との生活や、今までのことを。
朝礼台の上に、その子と一緒に上がって。

この子を連れて、飛び降りようと思ったことが有ると。

小学生の私には、その意味が理解出来なかった。

今は、痛いほど共感できる。

障害児を育てていく。
ギリギリのところにいる。


そんな時に、こんな事があると、どすーんとくる。





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